• 4月 1, 2024
  • 5月 24, 2025

特掲診療料および基本診療料について

当院は以下の算定にあたり関東信越地方厚生局に施設基準を認可されています。

  1. 情報通信機器を用いた診療に係る基準
  2. 機能強化加算
  3. 外来感染対策向上加算
  4. 医療情報・システム基盤整備体制充実加算
  5. 時間外対応加算3
  6. 小児かかりつけ診療料1
  7. 婦人科特定疾患治療管理料
  8. HPV拡散検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)
  9. 医療情報取得加算に関する掲示
  10. 個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について
  11. 夜間・早朝等加算、休日加算(6歳未満)
  12. 一般名処方加算掲示に関する掲示
  13. 長期収載品の選定療養について
  14. 医療DX推進体制整備加算に関するお知らせ

①情報通信機器を用いた診療に係る基準に関する掲示

当院では、かかりつけの患者さまに、情報通信機器を用いた予約診療(いわゆるオンライン診療)を行っております。オンライン診療をご希望の方は、診療時に医師にお申し出ください。なお、初診の場合は向精神薬を処方できません。

②機能強化加算に関する掲示

当院はかかりつけ医機能を有する医療機関として機能強化加算を算定し、必要に応じて次のような取り組みを行っています。

  1. 健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じます。
  2. 必要に応じて、専門医師や専門医療機関をご紹介します。
  3. 介護・福祉・保健サービスに係る相談に応じます。
  4. 訪問診療を行っている方に対して、夜間・休日の問い合わせに対応しています。
  5. 必要に応じて、受診されている他の医療機関や処方されている医薬品を把握させて頂くため、お薬手帳のご提示やご質問をさせて頂く場合があります。

この内容はご希望の方に配布しています。ご入用の方はスタッフへお声がけください。

③外来感染対策向上加算

当院では『外来感染対策向上加算』を算定しています。当院を利用される皆様を感染症の危険から守るため、感染防止対策に取り組んでいます。ご不便をおかけすることもあるかと存じますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

当院は新興感染症の発生時等に都道府県の要請を受けて発熱患者の外来診療等を実施する体制を有しそのことを自治体のホームページで公開している『第二種協定指定医療機関』に指定されています。発熱その他の感染症を疑わせる疾患(インフルエンザや新型コロナウイルス感染症など)の外来診療に対応します。

外来での感染防止対策として、発熱症状等、感染症の疑われる患者様を空間的・時間的に分離し、一般診療の方とは導線を分けた診療スペースを確保して対応しています。

院長を『院内感染管理者』と定め、『院内感染対策指針』及び『感染対策マニュアル』を定め、標準予防や感染経路別予防策等に基づき、職員の手洗いや消毒、状況に応じた感染予防を実施しています。定期的に院内を巡回し院内感染事例の把握を行うとともに、院内感染防止対策の実施状況等を確認しています。

院内感染対策の基本的な考え方や関連知識の習得を目的に、研修会を年2回実施しています。抗菌薬については、厚生労働省の『抗微生物薬適正使用の手引き』に則り、適切な抗菌薬を選択し、適切な量を、適切な期間、適切な投与ルートでの投与により抗菌薬の適正使用を実施しています。また、千葉市医師会を通じて千葉大学医学部付属総合病院へ相談できる体制も有しています。

④医療情報・システム基盤整備体制充実加算に関する掲示

国のマイナンバーカードによる診療情報統合の流れから、上記加算が認められています。
当院は以下の条件を満たし、加算対象施設となります。ご理解のほどお願い申し上げます。

  1. オンライン資格確認を行う体制を有していること。
  2. 当該保険医療機関を受診した患者さんに対し、受診歴、薬剤情報、特定健診情報、その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行うこと。

⑤時間外対応加算3に関する掲示

診療時間外を含む、緊急時の相談に対応が可能です。この体制に伴い、再診料を算定する皆様が加算対象となります。休診日や深夜~早朝は休日夜間診療所や小児救急医療相談#8000もご利用ください。当院に定期的な通院をされていない方からのご相談はご遠慮頂いております。連絡先は来院時にスタッフへお声がけください。

⑥小児かかりつけ診療料1に関する掲示

2016年より「小児かかりつけ医制度(正式には、小児かかりつけ診療料)」が制定されました。小児かかりつけ医制度とは、「子どもにかかりつけ医を持ちましょう」という国が定めた制度です。かかりつけ医とは、お子さんの病気の診療だけでなく、予防接種や乳幼児健診などを通して、健康と成長を見守り、子育てを一緒にサポートする存在です。この度、厚生労働省より認可を受け、当クリニックも「小児かかりつけ医」として診療を行うことを認められました。「小児かかりつけ診療料」に登録されたお子さんに以下の対応を行います

  1. 急な病気の際の診療や、慢性疾患の指導管理を行います。
  2. 発達段階に応じた助言・指導等を行い、健康相談に応じます。
  3. 予防接種の状況を確認し、接種時期の指導や予防接種の有効性・安全性に関する情報提供を行います。
  4. 必要に応じて、専門医、専門医療機関に紹介します。
  5. 医療機能情報提供制度を利用して、かかりつけ医機能を有する医療機関が検索できます。

「小児かかりつけ診療料」に同意する患者さんからの電話等によるお問い合わせに原則常時対応しています。連絡先についてはスタッフへお声がけください。診療時間外・休日のお問合わせや連絡がとれない場合については休日救急診療所(043-244-5353)・夜間応急診療(043-279-3131)・子ども医療電話相談事業(#8000)もご利用ください。

・小児かかりつけ診療料に登録できる方

当院を 継続して受診されている6歳未満のお子さんが対象です。 登録には同意書に署名が必要です。 当クリニックで登録をご希望の方は 受付にてお申し出ください。また、お子様おひとりにつき、契約できる医療機関は1つのみです。

・6歳以上のお子さんについて

「小児かかりつけ診療料」の登録はできませんが 「かかりつけ医」として今までどおり診察はもちろんのこと 健康状態や発達、予防接種の確認などさまざまなご相談やお悩みをお受けしますので、お気軽にご相談ください。

⑦婦人科特定疾患治療管理料

器質性月経困難症を有する方に対して、ホルモン剤を投与しながら治療計画を作成し、継続的な医学管理を行った場合に算定されます。

⑧HPV拡散検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)

子宮がん検診などで「意義不明な扁平上皮細胞(ASC-US)」が検出された場合に、同検査を実施する施設基準を当院は満たしています。

⑨医療情報取得加算に関する掲示

当院はオンライン資格確認について、下記の整備を行っています。

  1. オンライン資格確認を行う体制を有しています。
  2. 薬剤情報、特定健診情報その他必要な情報を取得・活用して診療を行います。

⑩個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について

当院では、医療の透明化や患者さんへの情報提供を積極的に推進していく観点から、2024年10月1日より、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても、同様に発行しております。明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されております。ご家族を含め第3者の目に触れることがあるため、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出下さい。

⑪夜間・早朝等加算、休日加算(6歳未満)

日曜に受診された場合、上記の算定を申し受けるための施設基準を当院は満たしています。
自己負担なしやこども医療受給券をご利用になる場合は請求されません。

⑫一般名処方加算掲示に関する掲示

当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。現在、一部の医薬品について供給不十分な状況が続いています。当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方(一般的な名称により処方箋を発行すること※)を行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。一般名処方について、ご不明な点などがありましたらスタッフまでご相談ください。


※一般名処方 お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者さんに必要なお薬が提供しやすくなります。

⑬長期収載品の選定療養について

長期収載品の選定療養費とは和6年の診療報酬改定により、令和6年10月1日から導入される制度で、患者さんが後発医薬品(ジェネリック医薬品)のある先発医薬品(長期収載品)を選択した場合に、その差額の4分の1を自己負担していただく制度です。

患者さんが長期収載品を希望された際は、選定療養費として自己負担が発生します。

【対象となる医薬品】

後発医薬品が市販されて5年以上経過した長期収載品、または後発医薬品への置換率が50%以上を超える長期収載品で、外来患者様が対象となります。

【対象外となる場合】

・医師が医療上の必要性があると判断した場合

・後発医薬品の提供が困難な場合

・バイオ後発品

・入院患者様

【負担金額】

長期収載品(先発医薬品)の薬価と、後発医薬品で一番高い薬価の価格差から4分の1を選定療養費としてお支払い頂きます。※選定療養費には消費税もかかります。

詳しくは厚生労働省ホームページ「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について」をご覧ください。

⑭医療DX推進体制整備加算に関するお知らせ

当院では、医療DXを通じた質の高い診療の実現に向けて、以下の体制を整備しています。

1.オンライン資格確認を行う体制を有しています。
 当院では、マイナンバーカードを利用したオンライン資格確認を行っており、受診歴、薬剤情報、特定健診情報、その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行っています。

2.医療DX推進のための体制に関する事項
 当院は医療DX推進の体制として、以下を整備しています。
 - オンライン資格確認を行う体制を有しています。
 - オンライン資格確認等システムから取得する診療情報等を活用して、質の高い医療を提供します。
 - 医療DXを通じて、将来的には電子処方箋や電子カルテ情報共有サービスの導入を予定しています。

3.医療情報の活用に関する体制
 患者様の診療情報を適切に取得・活用することで、安全かつ質の高い医療提供を行います。

わかばファミリークリニック

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