• 3月 22, 2024
  • 4月 20, 2024

緊急避妊

緊急避妊薬はいつ使用すればいいですか?

性交から72時間以内であればレボノルゲストレルの1回内服による緊急避妊が利用できます。72時間以上でも無効ではありませんが、緊急避妊薬は速やかに使用しないと時間とともに妊娠率が上がるため、なるべく早めに服用する必要があります。

緊急避妊薬は保険適応ですか?

自費です。費用についてはクリニックHPをご参照ください

どれくらいの効果がありますか?

何もしなかった場合と比較すると、妊娠する可能性を90%前後低下させることができると考えられています。

副作用はありますか?

多くはありませんが、嘔気を感じたり、嘔吐することがあります。内服してから2時間以内に嘔吐してしまった場合は再度内服が必要です。再処方も同様の金額がかかります。

妊娠した場合どうなりますか?緊急避妊薬は胎児に影響しますか?

次回の月経が遅れる場合は妊娠検査で確認をおこなってください。緊急避妊薬の使用後に妊娠したケースの調査では、生まれた新生児の異常が増加したという報告はありませんでした。また、服薬時点ですでに妊娠していた場合、効果はありません。

緊急避妊は人工妊娠中絶ですか?

いいえ、中絶には該当しません。受精卵の着床前に妊娠を予防することは堕胎に該当しないと考えられています。

緊急避妊薬には性病の予防効果はありますか?

いいえ、性感染症の予防効果はありません。検査をご希望の場合は症状の有無によって保険/自費がかわります。ご相談ください。

緊急避妊薬は何度も使用できますか?

使用回数に制限はありませんが、確実な避妊法ではないため経口避妊薬への切り替えを推奨します。経口避妊薬は自費診療となります。また、分娩経験のある方では子宮内システム(いわゆる避妊具)の利用も可能です。

避妊に低用量ピルは処方してもらえますか?

低用量ピルには月経困難症の治療を目的としたもの(LEP:保険適応)と、避妊を目的としたもの(OC:自費)があります。月経困難症(生理痛や生理の量が多い)などの症状があればLEPが使用できます。避妊を目的とする場合は保険適応がないので自費のOCとなります。LEPとOCは成分的にはほぼ同じものであり、いずれも月経困難症も緩和し高い避妊効果もあります。いずれも持病などによって使用できない場合がありますので医師にお尋ねください。月経困難症については下記ブログもご参照ください。クリニックブログ記事「月経困難症」

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