健康診断とは

健康診断イメージ

医師や看護師等による問診や各種検査を行い、自覚症状が出にくく放置が続けば重症化しやすい生活習慣病などの病気の発症を早期に発見して治療に努める、あるいは自身の健康状態を把握することで、その管理や増進に役立てるなどするのが健康診断です。
健康診断と一口に言いましても、法律に基づいて行われる特定健康診査(特定健診)、学校健診、企業健診(職場健診)等があるほか、任意で実施する健康診断として人間ドックもあります。当院で実施する健康診断は以下の通りです。
*健康診断と一緒に保険診療による受診はできません。ご了承ください。

千葉市特定健康診査、健康診査

千葉市が定める特定健康診査、健康診査を当院で行っております。
受診の際は、対象の方に毎年5月頃に市から送付される受診券と保険証を必ずご持参ください。

特定健康診査

料金 自己負担500円(税込)
検査項目 診察・血圧・身体計測・採血検査・(貧血・心電図・眼底検査)
※カッコ内の検査は必要と判断された場合
対象 40歳以上74歳未満の国保の方

健康診査

料金 自己負担なし
検査項目 診察・血圧・身体計測・採血検査・(貧血・心電図・眼底検査)
※カッコ内の検査は必要と判断された場合
対象 75歳以上の後期高齢者医療保険制度の被保険者の方
千葉市の特定健康診査、健康診査の詳細はこちら

千葉市がん検診

定期的にがん検診を受けることで、初期の段階でがんを発見し、治療を行うことが可能になります。当院では以下のがん検診を行っておりますので、積極的にご受診ください。
受診の際は、対象の方に毎年5月頃に市から送付される受診券と保険証を必ずご持参ください。

胃がんリスク健診

料金 自己負担500円(税込)
検査項目 血液検査
対象 20~39歳・過去に胃がんリスク検査を未受診の方

大腸がん検診(1次検診のみ)

料金 自己負担600円(税込)※70歳以上無料
検査項目 便潜血検査(2回)
対象 40歳以上の方が対象

子宮がん検診(1次検診および2次検診も対応)

料金 自己負担1,200円(税込)※70歳以上無料
検査項目 内診・細胞診
対象 20歳以上の方が対象(2年に1回)
千葉市のがん検診の詳細はこちら

その他の健康診断・検診

肝炎ウイルス検査(千葉市)

料金 自己負担なし
検査項目 採血
対象 40歳以上の方

雇入時・定期健康診断

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Aコース(法定) Bコース Cコース
料金(税込) 12,000円 8,000円 5,000円
健康診断結果のお渡し 3診療日以内 即日 即日
検査項目
診察・身体測定
問診・診察・身体測定・血圧測定・視力・聴力測定
血液検査 貧血検査(赤血球数、血色素量)
肝機能検査(AST、ALT、γ‐GTP)
血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
血糖検査(空腹時血糖)
尿検査
心電図検査
胸部X線検査

※検査項目が追加となる場合、別途費用がかかります。
※必要な検査項目が少ない場合でも、最も項目内容が近いコースの料金がかかります。

子宮がん健診について

当クリニックでは、皆様のご希望に応じて、「子宮がん健診」を行っております。なお、「健診」は無症状の場合に行うものであり、不正出血や腹部膨満などの症状を伴う場合は「検査」として実施が望ましい場合がありますので、受診のうえご相談ください。

子宮がん健診の種類

子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの健診をご受診いただけます。子宮頸がん健診が早期発見・早期治療を行うメリットが明らかであるのに対して、子宮体がんや卵巣がんはそのような効果を期待して実施する意義は乏しいことがわかっていますが、ご希望に応じて実施することが可能です。

対象となる年齢

国内では20歳から2年に1度の健診が推奨されています。子宮頸がんの受診率が4割程度と低いことから企業健診や個別健診では毎年案内がされています。ご希望や検査結果によって、毎年ないしはそれより短い間隔での検査をご提案することもあります。
また、日本産科婦人科学会は69歳まで定期的な子宮がん健診を推奨しています。70歳以降に子宮頸がんを発症しないわけではありませんが、ご希望のある方には年齢に制限を設けず健診を実施できます。

よくある質問

Q. 手術で子宮を取りました。子宮がん健診は必要ですか?
手術の理由や状況によります。子宮頸がんや子宮頸部異形成といった病気が理由で子宮をとった場合は定期的ながん健診を継続することが望ましいとされています。子宮筋腫などの良性疾患で子宮摘出した場合は、直前の子宮がん健診で異常がなければ、以降の健診は不要となります。通常は子宮の出入り口(腟部・頸部)ごと子宮を切除しますが、稀に腟部を残す形で手術されることがあるため、この場合は通常の健診と同様に定期健診が必要です。子宮腟部が残っているかどうかわからない場合は診察で確認することができます。
Q.HPV(ヒトパピローマウイルス)は性交渉で感染すると聞きます。性交渉の経験がなければ子宮頸がんにはならないと考えてよいでしょうか?
HPVは性交渉以外にも、分娩時に母親から感染したり、性器間以外の性的接触でも感染することが知られています。性交渉の経験のある方に比べれば感染率ははるかに低くなりますが、性交渉の有無にかかわらず20歳(国際的には21歳)からの定期的ながん健診が国内外で推奨されています。当院ではなるべく痛みの少ない方法で健診を行っております。